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通訳者、マスターズのプレゼンテーションセレモニーを同通練習していて感動

執筆者の写真: brightwomanworldbrightwomanworld

こんにちは、通訳者の高瀬恵理です。少し旬は過ぎましたが、感動するフレーズに出会ったので、シェアしたいと思います。 2021年のマスターズトーナメントが2021年4月8日から11日まで、米ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルゴルフクラブで開催されました。 日本人ゴルファーの松山英樹さんが日本人で初めて優勝し、その横にいる通訳者のボブ・ターナーさんにも注目が集まりました。(ボブさんのウィスパリング風景 *ウィスパリングとは、通訳手法の1つで通訳を必要とする人の横にいて、ぼそぼそと訳を伝える方法)

ちなみに、私とゴルフの関係を少し紹介すると、父が大のゴルフ好き(毎週自分のコース(会員権を持ってる)をもう何十年と回っている)という影響もあり、長女を出産する前は、私もたまにコースを回るのに連れて行ってもらったり、打ちっぱなしに行ってみたものの、前半だけで82くらいのスコアをたたき出すゴルフ音痴!? 話がそれましたが、今回、いったい何が感動したかというと、マスターズトロフィープレゼンテーションでオーガスタナショナルゴルフクラブの会長、リドリー氏が前会長のビリー・ペイン氏を紹介した部分。動画の4:19あたり。

In 2009, the Asia-Pacific Amateur Championship was created. I know Billy hoped one day the winner of that event would be a masters champion. Today, that hope's become reality. (2009年、アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権が作られました。いつの日かその選手権の覇者がマスターズのチャンピオンになることをビリーが願っていたことを私は知っています。今日、その願いが現実のものとなりました。)

文法的にはなんら難しいことは言ってないですが、たんたんと事実を述べた上で、「望みが現実のものになった」って、なんと格好いいのでしょうか💛文字では伝わらないので、ぜひ、動画で確認してみてください。

私はこれを同通練習していて、うるっときてしまいました。通訳者は話者が伝えようとするコアメッセージを変えることはできませんが、本当に伝えたいことを伝えるために、どういったデリバリー(発話)にするのがよいのか参考になるような気がしました! (ま、今回ビリーさんは超脇役ですが。。。)






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